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キッチンシンクに不要だった5アイテム

ゼロ・ウェイストとか関係なく、管理しなきゃいけないものは極力持ちたくない、ものぐさマンです。
そんなわけで、キッチンのシンク周りも割とシンプル。
「いまの暮らし方でいる限りは、これ以上は減らすもんもないよね」
と思っていたのですがどっこい。
ここ半年足らずでもう一段アイテムが減ったので、日用品の臨界点って案外あっさり突破しちゃうものなんだなぁ、としみじみしております。

目次

わが家のシンク


写真で見ると意外とゴチャッとしてる。
我が家のキッチンは、シンクが広々している一方、作業スペースは極狭(右上の電気ポットが辛うじて乗るくらい)なので、洗ったものはシンクに橋渡しした水切りカゴに積んでいくシステムです。

元々は水受け用のトレーがあったんだけど、使わないから処分。
必要になったら、下に布でも敷いて毎回取り替えたら良いよね。と思っている。
カゴ本体は折りたたみ式なので、使い終わったら壁に立てかけておけばスッキリだし、引越の時にコンパクトになってくれるのがポイント高い。
カトラリー立てる小さいカゴは、元々ついてたプラスチックのが洗いにくくて不衛生だったので、だいぶ前にセリアで買った金属製のものに交換しました。

水切りかごは、多分しばらく使いつづけるんだろうなぁ。
で、本題は減らしたものですね。

① 三角コーナー

「台所にあるのが当然」という思い込みだけで、一人暮らしをはじめた当初から使っていた三角コーナー。
すぐにヌメヌメになるから、とにかく掃除が面倒だった記憶があります。
でも、「どうせゴミ受けのゴミもまとめて生ごみで捨てるんだし、分ける必要ある??」と、早々に存在意義を見失い、確か大学1回生のうちにポイッと捨ててしまいました。

それ以後は、皮剥きとかはまな板の上でして、出たゴミはそのまま生ごみ入れへ。
シンクのゴミはまとめてゴミ受けで集めて処理。という流れで、特段の不自由なく過ごしていました。
今は生ゴミの最終的な行き先はコンポストに変わりましたが、キッチンでの基本的な流れは変わらず。

三角コーナーって何のためにあったのか、未だに謎のままです。

② シンク内のスポンジラック

シンク内にあるものはすぐにヌメヌメになるし、シンク掃除の邪魔。
という認識を持ってから、「じゃあこれは?」と真っ先に目についたのは、シンク内のスポンジラック。
スポンジを乾いた状態で保管するために、何となく必要そうな気がして、これは結構長いこと粘って使っていたのですが、洗っても洗ってもカビてくる状況に
「いや、これむしろ不衛生やん」
と冷静になり。

思い切って廃棄してしまってからは、使い終わって水気を吹きとったシンクの中に、そのまま転がしておくという、何ともアバウトなやり方に落ち着きました。
だが、これといった不便はない。

コーヒーフィルターを使わなくなってからは、コーヒーフィルターの乾燥・一時置きに使っていたアルミトレーが空になったので、そこに使用後のセルローススポンジを置くようになりました。
(写真を取った時は食器洗い用のをに洗いしている最中だったので、小さく切ったお掃除用のやつだけ写ってます)
カビないし洗うのも楽だし、ノーストレス。

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③ ごみ受けのふた

ごみ受けのふたは、ごみを捨てる度につけたり外したりするのが面倒で、外して保管しています。(賃貸物件の付属物だからね)
これも、実は個人的には存在意義がよくわかってないのですが、何でしょう?
ごみを目隠しするためかな?
と考えてもみたけれど、ごみが気になるなら隠すより、その時すぐに片付けちゃう方が衛生的だし、掃除も楽だよね、と思うのですが……

たかがふた。されどふた。
たったひとつでも、日々ヌメヌメの危機にさらされるものが増えるのは面倒なことなので、わが家はこれからもノーふたでいきます。

④ ごみ受け用の不織布ネット

これは今年に入ってからなくしたもの。

  • 不織布ネットのほとんどはプラスチック製 → プラごみが増える!
  • プラスチック製のネットからは日々マイクロプラスチックが流れ出している → 環境汚染!

ということを知り、セリアに行く度に買っていた自分の中の定番品とサヨナラすることにしました。
ネットをなくした後はどうしているかというと、至極単純。
ごみ受けの中に溜まったごみを、水流で角っこに集めたら、指でちょいと摘まんで乾燥用のごみストッカーに放り込みます。
こんだけ。

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この方式にしてから、「ほとんどごみ溜まってないのにネット交換するのもったいないな」という、余計な葛藤がなくなり、ごみ受けの中が常に清潔な状態で維持できるようになったのは、嬉しい副次効果でした。
それから、実はわが家の生ごみの大半を占めるのが、生ごみそのものよりも生ごみを受けるネットだったことが判明。
生ごみを乾燥させるようになってから、日々出る生ごみはぐっと減ったし、そいつも今はコンポストで処理しているので、本当にぐぐっとごみを減らせました。
嬉しいなぁ。

⑤生ごみを捨てるビニール袋

生ごみを乾燥させるようになってから、水気を切った生ごみをビニール袋に入れて密封する、という毎回の工程も不要になりました。
ほんのちょっとの生ごみのために、毎回ごみ受けのネットと、ビニール袋を消費して。
いま考えると、ホント恐ろしいほどの無駄だったなぁ、と思います。
しかも、どれだけ念入りに口を縛って、ビニール袋を折り返して何重にしても、時間が出すと漂い出す生ごみ臭。
何とも、成果の乏しい苦労をしていたな、と思います。

今は、

  1. 生ごみはコーヒーかすと一緒に容器(ヨーグルトの空き容器を使用中)に貯める
  2. ぼちぼち溜まったら、コンポストに埋める

という流れで、臭いからもごみからも解放されました。

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元々は余計なプラごみを減らしたい、というのが目的だったけれど、ふたを開けてみたら生ごみに対する悩みやストレス自体が解消されたという、思わぬハッピーエンド。
今までと全く違うベクトルから生活の見直しをすることは、時にエポック・メイキングな成果をもたらすようです。
ゼロ・ウェイストって面白い。

まとめ

三角コーナーの多くはそれ自体がプラスチックですし、三角コーナーやごみ受けに付けるネットは、ほとんどのものがプラスチック製の不織布ネット。
プラスチックごみが増えるだけでなく、下水から自然環境へと、大量のマイクロプラスチックが流れ出す原因にもなります。
料理をする限り毎日出るこうした無駄を、多くの人が減らせれば、それって大きな変化につながると思います。

何より、管理するものが減るほど、余計な手間もストレスも減るのがいい。
やっぱり、ものぐさライフはミニマルに限るなぁ、と、改めて噛み締めるのでした。