持ちもの少なく過ごしたい欲が強いです。
必然、買い物に行かなきゃいけないことを忘れて出かけた日には、鞄の中のゼロ・ウェイスト装備はエコバックのみ。なんてことも。
とはいえ、家に一回帰ってから改めて買い物に出かけるのは、色々キツイ。
時間とか体力とか、諸々キツイ。
それでもワイには食料が必要なんや!
というわけで、そんな日は開き直って、エコバッグひとつでお買い物〜
プラスチックごみは極力減らしたい……とぶつくさ言いながら売り場をウロウロして得た、昨日の戦果はこんな感じです。
まぁ、プラスチックの姿もちらほら見えますが……
これでも何も意識しないよりは違うんですよ!
ということで、ほんじつはプラスチックフリーにたどり着けていない私なりの、それでも減らすためのチェックポイントあれこれを整理してみようと思います。
「スーパーってプラ容器だらけでプラスチックフリーな買い物とか無理じゃない?」
とか
「ゼロ・ウェイストはハードル高い……」
とか思っている、私と同じようなゼロ・ウェイスト初心者の方にとって、少しでも参考になれば幸い。
目次
探せばあるぜ、バラ売り野菜&果物
一部プラスチックネットの姿が見えますが……
普通のスーパーでも、日によって、食材によって、バラ売りの野菜を出していることが結構あります。
そういうところでは大抵、野菜を入れる用のビニール袋が置かれているのですが、このビニール袋を使わなければ、ほら、早速ひとつプラスチックフリーを達成ですよ!
野菜や果物はそれ自体、しっかりとした皮に包まれているので、乱雑に扱わなければ案外、そのまま買い物袋に入れちゃっても大丈夫です。(出荷用ダンボールの中で剥き出しで詰められて運ばれてくるくらいですものね)
ただし、剥き出しの野菜をそのままレジに通そうとすると、優秀なレジスタッフさんはこちらが止める間もあらばこそ、あっという間にビニール袋に詰めて(しかも種類毎にいくつにも分けて……)下さるので、予防策が必要です。(体験談)
「そのままでいいです」
と過たずお伝えできればいいのですが、夕方の混んでる時間帯なんかだと、レジさばきも速いのでタイミングを逃すともう入れられちゃってますし(自分、ノロいんで)
あと、「袋に入れて欲しい」というお客さんはしばしばいても「袋に入れないで欲しい」というお客さんはまだまだ少数派なのか、スタッフさんにとっては想定外のオファーらしく、中々スムーズに伝わらないんですよね。
(中には笑顔で「わかりました!」と言いつつ、手は勢い余って袋詰めしちゃってる、なんてことも。習慣って恐ろしい)
そこで、シンプルな対策としては以下の2つ。
① あらかじめ持参の袋に入れておく
ゼロ・ウェイスト的には、麻など天然素材の袋が理想です。
目が詰まっているものは安心感がありますが、中身が見えにくいと会計処理に差し支えるので、スーパーのレジを通すことを考えるなら目の荒いものがいいかな、と思います。
麻袋なんて持ってないよ、という方は、ひとまずスーパーでもらってきたビニール袋のリユースから始めてみるのもありだと思います。
最初から完璧を目指すより、まずは試しやすいところから少しずつでもチャレンジして、やりながらどんどんブラッシュアップしていく方が、成果に繋がるし、何より楽しいですよ〜
そして、今回の私のように手ぶらの人も、まだチャンスはあります。
② セルフレジを利用する.
自分で商品のバーコードを読み込んでお会計をする、セルフレジ。
最近増えてきてますよね。
セルフレジなら、そもそも店員さんとのやり取りがありません。
おもむろにビニール袋を取り出して詰めようとしてくる人はいません。あなたの天下です!
色んなRefuseをそもそも不要にしてしまうセルフレジ、正直ゼロ・ウェイスト的には最高最強なんじゃないかと思います。(レシートは出ますが)
店員さんと会話するのが実は死ぬほど苦手な、私のような人見知り属性にはホント、神がかって有難いシステムです。
ハレルヤ!
卵もあるよ紙容器
我が家のプラごみが劇的に減ったのは、ヨーグルトと卵のガッチリしたプラ容器を徹底拒否するようになった成果が大きいと思います。
ヨーグルトは、ごく普通の価格帯で紙容器のものがあるのが有難い。
外蓋・中蓋はプラですが、自分でヨーグルト作りしない限り、これは今のところは許容するしかないかな。
そして卵。
これもよくよく探すと、普通のスーパーでも紙容器のものが置いてあったりするのですが。
基本的に、高い。
紙容器のものは大体、オーガニックや高品質を売りにしているものが多いので、最安値の倍くらいの価格帯というイメージです。
ので、最初に買うとき、一度ざっと試算をしてみました。
仮に自分が毎日1個卵を食べるとして、6個入り150円の卵でなく6個入り300円の卵を買ったら、1ヶ月でどれだけの負担増か?
(300-150 (円))÷ 6 (個) × 30 (日) = 750 円/月
目の前で150円のパックと300円のパックが並んでると、「300円⁉︎ たっか!」と思うんですが、具体的に計算してみると、めちゃくちゃ大きな支出増加というわけでもないんですよね。
むしろ私は、「月々750円の投資で少しでもプラごみを減らせるなら、いいかな?」と感じました。
まぁ実際には、余計なお菓子やお惣菜を買わなくなった分、全体の食費は以前より減ってるんやけど……( ̄∀ ̄)✳︎
ちなみに、我が家からちょっと遠くの自然食品系のスーパーでは、バラ売りの卵もあって、こちらは1個34円ともう少しお安かったりします。
その目で見ると、案外いろいろ見つかるもんやね。
さすがに紙容器の豆腐はないけれど
お豆腐屋さんがあったら、直接容器に入れてもらう買い方もできるのでしょうけれど、我が家の近くにはないので、お豆腐は今のところプラ容器のお世話になっています。
ただ、以前は少量入ったのがセットになっているのを買っていたところを、大容量のものを買ってちょこちょこ使うようになりました。
ひとり暮らしだと、お豆腐メインの献立でないと一度の使用量は決して多くないですが、残った分は冷凍したりしています。
冷凍豆腐、お豆腐と高野豆腐の中間みたいな食感で食べ応えあって、出汁もよく染みて便利っすよ〜
豆腐ハンバーグ作る時とかは、水切り楽々でむしろ普通のお豆腐よりオススメなくらいです。
食材の保存方法を熟知すると、まとめ買いで包装ごみを減らせるものが増えますね。
お菓子やアイスをやめられなくても
……上で、余計なお菓子を買わなくなったとか言っている割に、買ってます、お菓子。笑
スナック菓子とか、時々無性に食べたくなるんですよね。
でもそんな時も、なるべく紙容器のものを選ぶようにしています。
アイスの爽はその点優秀!
某スーパー◯ップにも手が伸びかけましたが、外蓋外した下にプラの内蓋が潜んでいることを思い出して手を止めました。
家にこいつらがあると思うと、帰宅途中でお菓子を買いたくなった時に、「家にストックあるし」と安心できて、却って無駄買いが防げるように感じます。
ちなみにこういう紙の空き容器は、キッチンでごみ箱代わりにして、生ごみを乾燥させるのに再利用しています。
murr-ma.hatenablog.com
フルグラは胃袋を救う
最後に、趣旨に反してがっつりプラ包装のお品。
何分フルグラ、こいつには中々助けられているもので。
甘いおやつがすぐに食べたいとき。
お腹が減ったとき。
フルグラにヨーグルトや牛乳をかけたり、アイスを乗っけてパフェっぽくすることで満足感を得て。
そのお陰で、プラスチック個包装の中から甘い誘惑を仕掛けてくる、色んなお菓子たちと、落ち着いて向き合えている、というのが、未熟な私の現状です。
いつかはもっと、簡単手作りおやつレパートリーを増やして、諸々の誘惑をものともしない人間になりたいものですが。
目指すはゼロ・ウェイスト、なのだけれど。
その道を挫けず歩き続けるためには、いきなり何もかもをなくすのではなく、自分ができる範囲で少しずつ、ベターな選択肢に置き換えていくこと。
そうやって自分の生活や自分自身を、エコな暮らし方に適応させていくことが大切なのかな、と。
そんな戦略のような、言い訳のようなことを考えるのでした。