<野菜を食べ切ろう!> Reduce
⚫︎ ニンジン、大根、ごぼうの皮は食べられます。
⚫︎ ブロッコリーの茎、キャベツの芯も食べられます。
⚫︎ ピーマン、パプリカ、かぼちゃの種も食べられます。
⚫︎ 捨てる部分を減らして、資源を有効活用&ごみ削減しましょー
ゆるゆる稼働中な我が家のキエーロ君。(→詳しくはこちら)
中々に頑張ってくれていますが、土の量は2L(!)と、恐らく過去試みられたベランダキエーロの中でも最弱クラスなので、頼り過ぎは禁物です。
何より、ゼロ・ウェイストの5Rで、大切なのはまずはReduce=減らすこと。
資源を有効活用する、という意味でも、食材はなるべく余さずフル活用したいものです。
我が家の自炊キッチンで、1週間に出る生ごみの量はごく少なく、ほとんどはコーヒー滓。
そして野菜のヘタや皮と、ごく少量のご飯くず。
コーヒー滓の活用については、また別の機会に譲るとして、本日は野菜の可食部について復習します。
目次
野菜の可食部、知っていますか?
皮に芯に、タネやヘタ、根っこにヒゲに……
野菜には、明らかに食べられる実や葉っぱの部分以外に、色んなものが引っ付いています。
それらのうち、何が食べられて何が食べられないか、皆さんはどうやって知りましたか?
私は何となく、実家での親の調理とか、家庭科の授業とかから、「ああ、ここは捨てるものなんだな」というのを学んだ記憶があります。
ところがどっこい。(古い)
ひとり暮らしをはじめて改めて調べてみたら、捨てるものと思っていた部分の案外多くが、食べられるものだったということを知りました。
マジかー。
以下、私のよく食べるお野菜に偏ってはいますが、ご紹介。
ニンジン
ニンジンで捨てる部分といえば、あの皮。
皆さん、実はあの外側の硬い部分、皮じゃないって知ってました?
ニンジンの根っこ(普段食べてる部分ですね)は、もともとは内鞘細胞という薄くて柔らかい膜に覆われています。
収穫されたニンジンは、出荷時に洗浄されますが、柔らかい内鞘細胞は洗浄時に泥と一緒に剥がれ落ちてしまうんだそうです。
つまり、お店で私たちの前に並んでいるニンジンは、既に皮が剥けてしまっている状態。
外側が硬くなっているのは単に乾燥のためで、あの部分は剥く必要がないんです。
むしろ、ニンジンの栄養分は外側の部分に多く含まれているので、剥いちゃうと超もったいない。
なので、ニンジンは皮を剥かずに調理するのがおススメです。
グラッセや煮物などで、柔らかい食感を楽しみたい。
というときは、敢えて外側を厚めに剥いて、剥いた部分はきんぴらなど、固い食感が活かしやすいお料理に使ったり。
みじん切りやすりおろしなど、硬さが気にならない調理をするのもいいと思います。
大根
あ、大根の皮も同じ要領で食べられます。
ごぼう
同じく、ごぼうの皮もいけます!
むしろ、皮付きの方が香りがしっかり活かせるかと。
皮が厚くて食べにくそう……というときは、がっつり剥かなくても、包丁の背で軽くこそげるだけでも食べやすくなります。
ブロッコリー(カリフラワーも)
最近では、冷凍野菜売り場でも見かけるようになったブロッコリー。
冷凍ブロッコリーでもお店のメニューでも、登場するのはあの緑のふさふさだとおもいます。
ブロッコリーの芽は確かに美味しい。
でも茎は食べられないのか?
……もちろん食べられます。
ていうか、めっちゃ旨味詰まってます!
下の固い部分だけ切り落とせば、後は全部食べられるのがブロッコリー。
中には薹(とう)が立って少し固くなってしまっている場合もありますが、そうした時も、皮の硬い部分だけ剥けば、残りは美味しくいただけます。
茎はやはり歯ごたえがあるので、きんぴらなどに向きますが、時間をかけて煮込んでホロっとやさしい口ざわりになったものも美味しいです。
以前こちらのコラムで拝見した、ブロッコリーとトマトのスープが美味しすぎて、私はブロッコリーの芯を捨てていた過去を葬りたくなりました……
→ 【冷凍スープで朝ごはん】第4話:朝はあたためるだけ!時短につながるトマトスープをストック
使い捨てのジップロックで保存されているのが、ゼロ・ウェイスト的には残念ですが、レシピ自体は素材の旨味がギュギュっと詰まった幸せ味。
鶏肉を冷凍豆腐に置き換えても美味しいです。
読むだけで、丸ごとブロッコリーの魅力が伝わると思います。
キャベツ
ブロッコリーの茎がいけるならキャベツの芯も……?
もちろん食べられます。
ブロッコリーの芯同様、食感を活かす食べ方も、ホクホクホロっと煮込むのも美味しいです。
長ネギ
これは、当然使うよねー、という人が多い気がしますが、青い部分。
刻んで加熱調理すれば、普通に具材として使えますし、中華だしのレシピなんかでは、臭み取りの香味野菜としてわざわざ載せていることも多いです。
ピーマン(パプリカも)
これは、比較的最近知って驚いたんですが。
ピーマンの種、食べられます。
考えてみれば、シシトウとか丸ごといってますもんね。
国によっては、丸ごと食べるのが当たり前だそうです。
調理法は至って簡単で、ただ丸ごと調理するだけ。
オリーブオイルでソテーしたり、チーズを乗っけて焼いたり、めんつゆにつけてレンチンしたり。
食べてみると、最初は「種食ってんなぁ」て違和感がありますが、結局シシトウと同じような食感なので、慣れれば普通に美味しくいただけます。
……ていうか、どう考えてもこっちの方が調理も楽だよね?
(とかいいつつ、ちょいちょい忘れて取り除いちゃうワイ)
かぼちゃ
種といえば、かぼちゃの種も、我が実家では捨てていましたが、あれ、フライパンで炒って塩振ったら、めっちゃいいおやつですよね。
最初は洗いと乾燥が足りず、イマイチな出来でしたが、しっかり乾燥させてから弱火〜中火でじっくり炒ると、本当にポリポリ香ばしく仕上がってびっくりしました。
かぼちゃの種を捨てていた過去をほおm(再放送)
まとめ
他にも多分色々あるのですが、私が知っていて、ぱっと思いつくのはこの辺り。
これからもお野菜を前にしたとき、「これはどれだけ食べれるのかな?」と好奇心を働かせて、旨味も栄養も余さず頂く食いしん坊マインドを培っていきたいものです。
そして、それでも残ってしまった不食部はキエーロへ。
そんな循環を維持していきたいな。
ここも食べられるよー。
こういう風にすると美味しいよー。
という美味しい情報があれば、皆さんもぜひ教えてくださいね。
その後、野菜への愛が極まって定期便をはじめるなど。 www.murr-ma.work
■おすすめ本
野菜丸ごと!世界一カンタンな野菜のレシピ
Kindle unlimitedで読んでから我が家で大活躍のレシピ集。
タイトル通り、とにかく丸ごと美味しく頂くのがコンセプトなので、食べごたいあるし簡単だし。何よりレシピのほとんどが、塩・こしょう、にんにくなど、どこの家にもあるような調味料で作れてしまうのが、とても好感が持てる。
そしてやっぱり、素材を生かしたお料理は美味しいのよね。