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い草ラグ & マットレスに惚れまして【オールシーズン/省エネインテリア】

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突然ですが皆さん、ラグマットってどんなもの使ってますか?
フローリングのひんやり感を緩和してくれたり、部屋の雰囲気作りに一役買ってくれるラグマット。
でも、素材によってはホコリが気になったり、夏と冬とで変えないと過ごしにくかったり。
あれこれ悩みどころもあるかと思います。
わが家ではここ数年、季節を通して使えるようにスウェット素材のものを愛用していたのですが、最近は毛玉が増えてきて座り心地が悪いし、洗濯も一手間だし、マイクロプラスチックも気になるしで、長らく買い替えを検討していました。

そうして考えに考え、行き着いたのが藺草(いぐさ)マット。
使い始めてそろそろ2ヶ月近くが経ちますが、これが期待以上の快適さ!
そんなわけで本日はレビューを兼ねて、藺草のよさについて語ってみようと思います。

長所 ① 藺草は天然のエアコン

ラグを選ぶにあたり、わが家で重視しているポイントは以下の通り。

  1. 一年を通して使える
  2. 衛生的に管理できる
  3. 引越しの時に運びやすい

これらを踏まえ、元々は丸洗いできるスウェット素材のラグを使っていました。

洗える ラグマット キルティング スウェットラグ

最近は大きな家具を買うことがないので使っていなかったのですが、こちらのサイト、昔から雰囲気がよくて好きなんですよね〜

……と、話がそれました。
けれど、長く使う間に毛玉が増えてきて、しかも素材の半分以上がプラスチックなので、マイクロプラスチックのことを知ってからは洗濯するのもはばかられ……
そんな中で巡り会ったのが、こちらの藺草ラグでした。

純国産い草ラグ SONIA〔ソニア〕 140×200cmタイプ

藺草というと、肌ざわりのさわやかさや汗さばきの良さから、夏に好まれるイメージがありますが、繊維の中にたくさんの空気を含んでいる分、保温性にもすぐれています
しかも、湿度の調整能力も高いので、湿度の高い夏には吸湿効果が、湿度の低い冬には放湿効果が期待できるとのこと。
こ、これは……っ!
ガーゼケットに続く通年快適アイテムの予感!
www.murr-ma.work
そして、実際に部屋に迎え入れたのがこの方です。

むふふ。
藺草ですが、和でも洋でもイケそうな、程よくモダンな雰囲気です。
そうして実際、座ってみたり寝そべってみたりしたのですが……バッチリです!(何が)
裏にウレタンが貼られているためもあるのかもしれませんが、直接座ってもお尻が痛くならないし、何よりフローリングのひんやり感がゼロ。
藺草が程よく体温をとどめてくれて、むしろ今までのスウェットラグよりも暖かく過ごせています。

湿度については、体感のみでは確たることはいえませんが、ちょっと夏が来るのが楽しみな現在です。


い草カーペット「OtO」ラグマット S (95×95) インスタイル (inSTYLE)

本当はこちらのモダンな雰囲気のラグも気になっていたんだけれど、わが家には中途半端なサイズだったので、今回は断念。
でもこのデザインはホント好き……

長所 ② 洗濯いらずのラクチンさ

藺草製品を色々調べている中で一点残念だったのは、そのほとんどで、裏材や芯材にプラスチックが使われていることでした。
畳の中材やマットレスに入っている「固綿」というのも、調べてみるとその多くはポリエステルを圧縮・融解したものだそう。
畳の中材は、昔はワラを使っていたようですが、住宅の機密性が上がったことで湿気ってカビてしまうケースが増え、素材も移り変わっていったとのことでした。

しかしありがたいのは、藺草ラグは洗濯が不要な点。
乾拭きで衛生的に保てる手軽さはありがたいですし、何より、マイクロプラスチックを下水に流す憂鬱から解放されてわたしは嬉しい……!

長所 ③ 軽い!

ちなみにこのラグ、折り畳めるのはもちろんですが、めちゃくちゃ軽くて驚きました。
宅配を受け取るとき、同じサイズの布製品を受け取る時の想定で身構えていたら、思わず体が伸び上がってしまって、配達のおじちゃんに少し笑われたり。(しゃーないやーん)

140×200cmのラグで、2.3kg。
重量だけ見ると、他の布製ラグと変わらないんですが、はてさて?
布と違ってくたっとならないから、支えやすくて軽い力で運びやすいのかな?
ともあれ、運搬が楽なのはひとり身の転勤族にはありがたいばかりです。

長所 ④ ホコリが立たない

そしてこれは買ってみて気づいたこと。
当たり前と言えば当たり前ですが、藺草ラグを敷いた畳風空間は、通常のカーペット、ラグを敷いた空間と比べてホコリが立ちません
わたしの部屋は家電製品が少ないので、そういった意味でホコリが気になることは元々少なかったのですが、ロボット掃除機が1週間に回収するゴミの量が、明らかに減少しました。
これまで使っていたラグはポリエステルを含んでいたので、当然減った分の埃にもポリエステルが含まれていたということで……お、おぅ。  

ともあれ、心配、という面でも、実際的にも、マイクロプラスチックの産生が減らせたようで何よりです。

ついでといっては何ですが……

そんなこんなで現在、心落ち着く藺草の香りに包まれているわが家ですが。

藺草ラグですっかり藺草の虜になり、その勢いで、ここ2年ほどの懸案事項だったマットレスの買い替えにも踏み切りました。
購入したのがこちら。

ラグの鮮やかな緑とは対照的に、こちらはやさしい枯草色。
これまた中はウレタンですが、表面は国産藺草裏面と縁は綿 100% というお品です。
普段はシーツをかけて寝ていますが、寝具を剥がすとベッド感が薄れて小上がり風の雰囲気になるのが、ワンルーム住まいとしては嬉しいところ。
中のウレタンは比較的固めのしっかりしたものなので、ふかふかベッドが好きな方には合わなさそうだなぁ、という感じですが、先代マットレスの底付き感に唸っていたわたしにとっては快適そのもの。(比較対象よ……)
これまたガーゼケットと同じく、程よい保温効果を発揮してくれているので、雪もちらついていた1月、2月も朝まで暖かく眠れました。


お昼寝に最適な厚み30mmふっくらクッションの寝ござ・寝茣蓙 (85×195cm)インスタイル (inSTYLE) 国産い草 日本製

まとめ

というわけで、今回は突如到来したマイブーム、藺草についてお送りしました。
むかしは藺草と言えば畳 → 和室 → 賃貸ひとり暮らしには無縁。
と思っていましたが、最近は様々な藺草製品が出ているのですね。
見た目にも機能性にも優れ、古くから親しまれてきた国産素材。
こういったものを少しずつでも生活に取り入れて、よい循環を繋いでいきたいものです。