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「量り売りショップ潜在需要調査」はじめました。【大人の自由研究】

こんにちは。
本日の記事は宣伝です!(堂々と)
forms.gle

ゼロ・ウェイスター憧れの量り売りショップ(バルク・ショップ)。
この潜在的需要について調べてみよう、と突如として思い立ち、ノリと勢いでアンケートを作成しました。
ここではごく簡単に、アンケートを作ろうと思い立った動機と経緯について、ご説明したいと思います。

量り売りショップとは

バルク・ショップ(Bulk shop)、ゼロ・ウェイスト・ショップ(Zero waste shop)という呼び名の方が耳馴染みのある方もいらっしゃるでしょうか。
消費者の環境問題への意識が高まる中、注目を集めている量り売り。
その魅力は様々ありますが、個人的に真っ先に思いつくのは以下の3点。

①パッケージごみが削減できる

バラ売り・量り売りで商品を購入することで、買い物の度に出るパッケージごみを減らせる。
家庭でのごみの管理がぐっと楽になるし、環境への負荷も減らせます。

➁必要な分だけ購入できる

同じ食材でも、世帯人数や買い物の頻度などによって、人それぞれ必要な量は違うもの。
量り売りなら、自分がほしい量だけ購入できるので、食材が美味しいうちに食べきれるし、食品ロスも減らせます。

③良質な商品が手に入る

バルク・ショップのオーナーさんは環境問題への意識が高い方が多く、扱われている商品も、オーガニック食材やフェアトレード品など、安心できる良質なものが多いです。
応援したくなる素敵な生産者さんとの出会いに繋がることもあり、宝探しのようなワクワク感があります。

「量り売りショップが増えてほしなぁ」→需要はある

さて、こんな風に魅力的な量り売りショップ。

実は日本国内でも少しずつ広がりを見せており、ブログ「プラなし生活」さんでは、全国の量り売りショップをリスト化し、随時更新下さっています。

lessplasticlife.com

こちらのリストのおかげで、わたしもすみれやさんという素敵なお店に出会うことができました。
きっとファンも多いこちらのリスト、更新されるとTwitter上では決まって、こんな声を目にします。

「量り売りショップ、もっと増えてほしいな」
「うちの近所にもあったらな」

そう、需要はあるんですよね。
わざわざコメントを残さなかったり、そもそもSNSをやっていない人の中にも、「需要はここにあるよ!」と心密かに思っている人は、結構いるんだろうなぁ。
と、折にふれて思っていたりしました。

「バルク・ショップをやりたいなぁ」→供給したい人もいる

翻って、量り売りショップをやりたい人はいるのか?
数の多少はわかりませんが、少なくとも私がTwitterでうろうろしている界隈では、量り売りショップへの憧れや情熱を持った人を、ちょくちょくお見掛けします。

なるほど。そっかそっかぁ……

小売店の抱えるリスク(素人目線)

私は販売業とはまったく縁遠い世界に身を置いているので、量り売りショップに対する立ち位置は、完全に「消費者」です。
そんな一消費者にとって、バルク・ショップ開店や量り売り導入を夢見るオーナーさんは、とってもありがたくて応援したい存在。
できればその方々の歩む道は、なるべく障害物の少ないものであってほしいなぁ、などと思いを馳せてしまいます。

そうやって素人なりに考えてみると、量り売りショップの経営って、大変な部分も多いよね、と感じます。
扱うもの多くは食品や日用品なので、商品単価に対する利率は決して高くない。
食品については、小分けされた商品を扱うよりも、商品の寿命はどうしても短くなりますから、実際の売り上げが見込みから大きく外れれば、却ってたくさんのロスを出してしまうことにもなりかねません。
何より、広まってきているとはいえまだ日本では馴染の薄い業態ですから、果たしてどの程度お客さんが来てくれるのか、地域に馴染めるのか。

リスクは決して小さくなく、そして食品販売におけるリスクは、即座にロスの問題につながり、そのままお店の経営や、ごみの問題に直結します。

声は集まれば力になる

そうして考える中で、思いました。
オーナーさんたちを応援するために、小売店の抱えるリスクを少しでも下げられないだろうか?
考えて、すぐにこのアンケートを作ることを思い立ちました。

私が、「量り売りショップ増えてほしいな」と思う。それはただの思いです。
Twitter上でつぶけば、いくつかいいねはつくかもしれません。
それくらいの、日常の中に流れていくささやかな声です。

けれど一つひとつの声は、集まれば「情報」になります。
「バルク・ショップを利用したい人がいる」という漠然とした情報でなく、どこの地域に、どういう商品を量り売りで買いたい人がどれくらいいる、といった具体的な情報が得られれば、それは、使いようによっては「力」になり得ます。

そんなわけで、大人の自由研究「量り売りショップ潜在需要調査」。
お時間の許すときにでも、ぜひ一度ご協力下さい。
そしてできれば、あなたの身近な方にも広めて頂ければ助かります。

頂いた貴重なご意見は、集計後、むるま個人のTwitterアカウント(@less_waste)とこのブログに掲載し、随時更新していく予定です。
マーケティングのマの字も知らなければ、アンケートを作るのもはじめてな私が作っているので、あれこれ至らない点もあるかと存じます。ご指摘・アドバイス、いつでもお待ちしております!

ささやかな取り組みではありますが、皆さんの声で、少しでも国内市場の変化を後押しできることを期待して。
ご協力頂ければ、幸いです。

量り売りショップ潜在需要調査