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「お風呂入るの面倒くさいねん」
友達のそんな言葉にふんふん、と頷きつつコーヒーを飲む午後。
そういう日もあるよねぇ、とゆるい相槌を打ちつつ、そろそろミルク入れて味変しようかな。とか考えたり。
「まず、お風呂掃除が面倒やん。その時点でやる気なくすわ」
うんうん。
……うん?
そこではた、と動きが止まる。
あれ? お風呂掃除ってお風呂入る前にするんだっけ?
考えて、ああ、そういえば私も昔はそうしてたわぁ、と思い出しました。
というのが先日の話。
皆さん、お風呂掃除っていつしてます?
私は実家で暮らしてた頃は、夕飯時になるとよく
「お風呂洗っておいて〜」
なんて親に言われたりして、お湯を溜める前の湯船をごしごし洗っていました。
でも、大学時代にこの本を読んでから、入浴中にお掃除するのが当たり前になって、気づけばそのまま今に至っています。
重曹のあるくらし―掃除、消臭、洗濯、ボディケア…今日からはじめるラクチンエコ (MARBLE BOOKS)
いまはもう中古でしか出ていないのかな?
私にとっては初めて読んだナチュラルお掃除の本で、バイブル的存在。(とか言いながら、もう手放してしまったんだけど)
この中で、湯船はお風呂に入っているときに重曹で洗う、ということが書かれていて。
重曹ならお肌にふれても問題ないし、ながら掃除いいなぁ。
というのがひとつ、最初に思ったこと。
そして決定的に惹かれたのは、書き足されていた続きの部分。
皮脂や垢などの汚れの多くは水面に浮いているから、汚れは水面付近につきやすい。
だから、お湯を落とす前に水面付近の汚れを擦り落としておくといい。
なるほどね!
と、目を開かれる思いでした。
確かに、入浴前のお風呂掃除では、湯船の上の方に帯状に汚れが目立つゾーンがあって、そこをしっかり擦って落とすのが面倒くさかった。
だけどそもそも、その汚れが付いたそばからしっかり掃除しておけば、乾燥してこびり付いた汚れに、マジッ◯リンかけて3分待って……とかする必要はないし、湯船に張られた重曹含みのお湯が、汚れを洗い流すのを助けてくれる。
そんなわけで、私の現在のお風呂タイムはこんな感じ。
- お湯を溜めるときにマグちゃん(マグネシウムの粒を袋に入れたもの。お湯をアルカリ化する目的)を放り込んでおく
- 体洗ったり髪洗ったり
- 体を洗った後の木綿タオルで、浴槽の床や壁に残った石鹸泡をぬりぬり
- のんびりお湯に浸かりながら歯磨き
- ……しながら、セルローススポンジで、湯船の水面あたりをごしごし
- ⑤だけで浴槽がキュキュっとしない時は、スポンジに重曹をつけてもう少しごしごし
- キュキュっとなったら、湯船から上がってお湯を落とす
- その間に、浴室内の石鹸泡を温かいシャワーで洗い流す
- 次に冷たいシャワーで浴室内を冷やす(カビ予防)
- スクイージーで鏡、壁、床の水滴を払う(カビ予防)
- 最後に浴槽内にざっとシャワーをかけて、キュキュっと具合を確認したら終了!
- 髪と顔と肘にココナッツオイルをつけて、タオルで体を拭いて上がります〜
こうやって書き出すと工程が多くみえますが、基本的に
- 体洗うついでに浴室洗う
- 歯を磨くついでに浴槽洗う
- シャワーを浴びるついでに浴室内にシャワーする
という流れに沿って、毎日決まった動きをしているだけなので、結構楽。
掃除タイムはトータル5分もないし、何より「掃除せな……」と思い腰を上げるフェーズが1日のどこにもないのは、結構なストレス軽減に繋がっている気がします。
お陰で最近は、股を割りたいという野望の下、浴槽に浸かりながら膝裏や股関節を伸ばすストレッチもしています。(知らんがな)
そして改めて考えてみると環境面でも、乾いた湯船を濡らしたり、中々消えない洗剤の泡を流すのに比べて、追加で使う水の量も少ないので、結構エコかも?
とか自画自賛してみる。
お風呂の残り湯を使う洗濯機をお持ちの方には、いまいち参考にならない情報ですが……
お風呂掃除めんどうくさいな〜
余計な洗剤の消費減らしたいな〜
と思っている方は、ぜひ一度試してみて下さい。
※ 重曹について
セルフケアなど、肌にふれるかたちで重曹を使う場合は、掃除用として売られているものでなく、食品グレードのものを使いましょう。
掃除用も食品グレードでまとめてしまえば、ここで書いているみたいに自分が入っている湯船の中で使う……みたいなことも問題なくできるので、ラクチンだと思います。
価格は下にのせたような950gのもので500円しないくらい。2kgとかの単位になるともっとぐっと安くなります。参考まで。