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ゴミと無駄を減らして身軽に自由に。ものぐさライフログ。

不用品を寄付しませんか?(食品もできるぞ)


ものを減らしはじめた最初の頃。
明らかなごみを捨てるのは比較的スムーズに(まぁ、中には捨て方が難儀なものもあったけれど)処分できたけど、「使えるもの」を手放すのは本当に辛かった。

この辛さには大きく分けて2つの気持ちがあって

  • 「まだ使えるものを手放すなんて!」(自分が損するような気持ち)
  • 「まだ使えるものを捨てるなんて!」(環境に悪いこと、もったいないことしてる気持ち)

こんな自己批判が、まだ使えるもの、下手したら新品のまま手付かずだったりするものを前にする度に、物の仕分けで疲れ切ったハートをゴリゴリ削りに来ていたわけです。
片づけしんどいぴょん……と床にめり込みたくなる瞬間。

この内、「手放すなんて!」の気持ちは、ちゃんと反省とともに受け止めて、次に活かしていくしかない部分。
ものを整理していく中で、これ自体も整理していかなきゃいけない気持ちなんだと思います。

でも、「捨てるなんて!」の気持ちについては、「そのまま捨てるのは事実環境に悪いし、捨てる以外の方法を考えてもいいんじゃない?」ということを思ったんですね。

そこで私が利用したのが、寄付
この選択肢がなかったら、私はものを減らすのに何倍も苦労していたと思います。

引越し決まったら、そろそろまたお世話になるかもしれないし……などの個人的事情もありつつ、本日は寄付についてのあれこれ。

目次

売るよりも寄付がおススメ、な5つのメリット

ネット上でのリサイクルショップの普及もあり、最近は、ものを手放すハードルも大分低くなっている気がします。
私も今年はじめてメルカリを使ってみたんですが、案外コアなアイテム売れたりするのは凄いですね。
そんな時代、

「同じ手放すなら、お金になる方がいいんじゃない?」

という意見も一理あり。
でも個人的には、寄付を利用してみた体験から、寄付にも寄付ならではの利点があるんじゃないかな、と感じています。

① まとめて手放せる

本やCD、服飾用品などは、それぞれ、まとめて引き取ってくれる専門買取業者もあります。
ですが、それ以外のものを手放したいとき。
メルカリやオークションで、一点一点買い取り手を探すのは、途方もない手間です。
「汚部屋を片づける最初の頃は、売ることは考えず捨てた方がいい」と言われたりするゆえんですね。

その点、寄付の場合は、様々なジャンルのものを、まとめて引き取ってもらうことが可能です。
ダンボールにどんどん詰めていって発送するだけなので、手間も多くはありませんし、メルカリ出品のように、売れるまで在庫を抱え続ける必要もありません

② ショップで売りにくいものも手放せる

リサイクルショップでの買い取りで必要とされるのは、「値段がつくこと」
100均で買った食器や、手作りの洋服、景品でもらった文房具やタオル、マグカップなど、十分実用に耐え得るのに売り物に適さないものというのは、案外たくさんあります。
けれどこれらはリサイクルショップでは、値段がつかずに処分されてしまったり、そもそも買取不可だったりします。

他方で、寄付の場合に重視されるのは「使えるものであること」
安物の食器は、販売による金銭的な利益はもたらしませんが、途上国の物の足りない地域などでは、丈夫で使いやすい、と重宝されることも多いそうです。

自分は必要としていなくて、値段がつかないものでも、必要としてくれる人の手に渡れば、ちゃんと「もの」としての価値を取り戻すことができる
「商品」としての価値と、「もの」そのものとしての価値の違いに気づかされる瞬間ですね。

リユース率が高い

こうやって、「売れないもの」でも、「使ってくれる人」のところに届けることで、息を吹き返させてくれるのが寄付のすごいところ。
リサイクルショップでは、やはり「売れないもの」は価値を持たないため、一定期間を過ぎても動かない在庫は、処分されてしまうことも少なくありませんが、寄付では、基本的にどの団体もほぼ100%のリユースを目指しています。

④ 「手放すのが惜しい」も手放せる

これは私個人の感想ですが、冒頭でふれた「まだ使えるものを手放すなんて!」の気持ち。
この気持ちを手放すのにも、寄付はとても助けになってくれたな、と感じています。

ものを手放すのが惜しいと感じるのは、やっぱりどこかで「取っておいたらいつか使うかも」と悩む心があるからです。
でも、寄付をする、という目線でものと向き合うと、「いつか」ではなく「すぐに」そのものを必要としてくれる人がいることに思い至ります。
一度それに気づくと、今度はむしろ、なるべく早く、いい状態でこのものを届けたい、という方向に気持ちがシフトします。
あれも、これも。
使う予定がないならば、古くなってしまう前に、1日でも早く届けて長く使ってもらおう
そう思うと、不用品の整理は、むしろ楽しい作業に変化しました。

⑤ 満足度が高い

寄付は、基本的にお金がかかります
送料のみのところもあれば、手数料も追加でかかるところもあり、その辺を含めた事前手続きも必要。
でも、すべて納得の上なので、満足度は高いです。(と、思います)

メルカリで最安値出品して、100円弱のお金をゲットするのと。
寄付で2000円くらいかけてダンボール1個分のものを手放すのと。
単純に比較したら、金銭的にはメルカリの方がうんと得です。
でも、お金と満足度って比例しないんですよね。

たとえば、友達が寝込んだから、食材とか薬とか色々買い込んでお見舞いに行ってあげて。
ご飯作ってあげたり、看病してあげたりして。
「ホントごめんね。ありがとうね」と言われながら、いいよいいよ〜、と返すときは、したいことをしたぞ、という結構な満足感があったりするけれど。
「これお礼の気持ち」と1000円差し出されたら、なんかかえってビミョーな気持ちになったり、何やったら買い出しの費用思い出して、「いやいや、もっとお金かかったのよ」とか思っちゃったり。
1000円分得したはずなのに、かえって残念な気持ちになったりする複雑なところ、ありません?(私だけ?)

寄付の心得

そんなこんなで、物の整理をしたい勢には結構オススメなんじゃないかな、と思う寄付ですが、絶対に忘れてはいけない大前提があります。

寄付は、受け取る人のためのもの。

寄付は、「不用品受付」ではありません。
ものを減らしたいというのはこちらの都合で、そもそもは、必要とする人に必要なものを届けるのが一番大切なことです。
だから、寄付するものは送り先の団体が扱っているもの(受取り手に届けるネットワークを持っているもの)でないといけませんし、ちゃんと使える、丈夫で清潔なものを送る必要があります。

自分が被災地でこれを受け取ったら、どういう気分になるだろう?

そんな風に、受取手の気持ちを想像しながら、役立つものを役立ててもらえるネットワークの中に、ものを送り出せたらいいですね。

寄付を試してみたい方向け:受付団体例ご紹介

寄付を受け付けてくれる団体は、調べてみるととてもたくさんあります。
中には寄付を騙った詐欺団体などもあるようなので、少しでも怪しいな、と思ったら他を当たりましょう。
ここでは、私がお世話になったことのあるところや有名どころを、3つだけご紹介します。

セカンドライフ

https://www.ehaiki.jp/second/
セカンドライフは、「食器 寄付」で検索して見つけて、私がはじめてお世話になった寄付団体です。
受け付けてくれる寄付品は、食器、古着、カバン、ぬいぐるみ、おもちゃ、文具と様々。
実際に寄付されたものも写真でアップされているので、イメージしやすいと思います。
手続きは簡単で

  1. ホームページの応募フォームに入力
  2. 申し込み確認メールの案内通り、お金を振り込む
  3. 自宅にゆうパックの着払い伝票が届く
  4. 発送したいダンボールに貼り付けて、集荷依頼
  5. 発送して、後はお任せ〜

1件の申し込み価格は、2019年9月現在でゆうパック料金+500円程度
この料金には、1件のワクチン募金の値段も含まれています
色々ある寄付の中では結構お手頃な方なので、よく利用していました。

ワールドギフト

https://world--gift.com/
こちらは途上国支援をメインにした団体で、これまでの寄付国はなんと87カ国
再利用で得た収益も、日本赤十字社世界自然保護基金交通遺児育英会などの団体へ募金しており、知名度・信頼性共に高い団体です。

受け入れ物資も幅広く、セカンドライフで明記されていたような品物はもちろん、楽器、スポーツ用品、電化製品、化粧品、布団類などもok
サイト上では、「紙おむつや生理用品、動物用品など不衛生な状態でなければ海風済み・残っているもので結構です」と明記されています。
使いさしの文房具などの受け入れについても、寄付実例付きで呼びかけています。
「現地で使えることが一番大事」というスタンスが、とてもはっきりしています。

申し込みの流れは、基本的にはセカンドライフと大差ありませんが、サイトの情報量が多い分やや迷子になりやすいので、各ページのリンクを以下に貼っておきます。

セカンドハーベスト

2hj.org
セカンドハーベストは、フードバンク・ネットワークの構築を目標としたNGO
市場には出せなくても、食べるには十分な安全性を持った食品を、捨てずに活かしていくために、活動している団体です。

売店や製造業者、個人から、食品を引き取ったり。
家庭で余っている食材を、職場や学校で集めるフードドライブを開催したり。
そうして確保した食料を、路上生活者を対象とした炊き出しや、貧困家庭や福祉施設児童養護施設、DV被害者シェルターなどを対象としたパントリーとして活用しているそうです。
あるところでは余っていて、あるところでは足りていない食料を、架け橋するような活動をしているわけですね。

個人で行う食べ物の寄付自体はとても簡単で、梱包した食材を、ホームページ記載の住所に、月〜金曜日に到着するように、発払いで発送するだけ。
冷凍、冷蔵品の寄付の場合は事前連絡が必要ですが、それ以外については特別な手続きは不要です。
- 個人として食べ物を寄付する場合

まとめ

捨てる、売る、贈与する。
ものの手放し方は色々とあります。

ものを減らす大変さを一度味わうと、「捨てなきゃいけなくなるようなものは、もう買わん!」と思いますが、人の暮らし方は変わるもの。
ライフスタイルや考え方が変われば、必要なものが変化するのは当然で、そうした中でやはり、手放さなければいけないものというのはどうしても出てきます。

だからこそ、使うものはいつまでも使えるように。
使わなくなったものも、良い状態で次の人に手渡せるように。
大事に付き合っていきたいですね。

皆さんの家で行き先に困っているものの行き先を考えるのに、多少なりと参考になるところがあれば、幸いです。