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裏紙の活用法はローランド様が教えてくれた【手作りabrAsusチャレンジ】

※以下の記事はアフィリエイトリンクを含みます。

ある日Youtubeに、何やらラグジュアリーな感じのお部屋訪問動画をオススメされました。

部屋の主はローランド様という人で、どうやらホストでミニマリストのよう。

確かに、この部屋のミニマルっぷりは凄い!
自分の美意識にフィットする黒くて四角いものにこだわり(ご本人は自覚なかったらしいけど)、鳥肌が立つほど嫌いな配線系統は一切見えないつくり。
持ち物は気に入った物1点に絞り、数百万のアイテムも、無印良品のフェイスケア用品も、ほしいと感じれば優劣なく同じ空間に迎え入れる。

デザイン面でも機能面でも、自分のこだわりがすごく明確なんだなぁ、と思いました。
まさに、機能美と己れの美意識を追求した結果、といった感じ。

そんな選りすぐりアイテムに、abrAsusの薄いメモ帳が仲間入りしていたのには、思わず「おぉっ」と反応してしまいました。
いや、このメモ帳のことは知らなかったんですけどね。
ただ、私が去年リサイクルショップで購入した愛用の財布が、abrAsusの小さい財布なのでござる。

左利き用のお財布ってあんまりないから嬉しい。

愛着のあるabrAsusの商品。
他とは違うちょっと尖ったコンセプトがあったりすることはよく知っているので、がぜん興味が湧きました。

という訳で本日は、「abrAsusの薄いメモ帳について調べた女が、ついには裏紙でなんちゃってabrAsusメモを自作しちゃうまでのドキュメンタリー(大きく出た)」です。

abrAsusの「薄いメモ帳」

「abrAsus メモ帳」で検索したら、すぐに商品サイトが出てきました。
商品サイト → abrAsus(アブラサス)薄いメモ帳
詳細はサイトを見てもらうのがわかりやすいと思いますが、「薄いメモ帳」の特徴はおおよそ以下の通り。

メイン機能

  1. メモに使うのは、どこにでもあるA4コピー用紙
  2. 大きさはA4用紙4つ折り大(降り方は後述)
  3. コピー用紙を折って挟むだけ
  4. 書き終わったら新しい紙を挟んで、使い終わった紙はファイリング

おまけ機能

  1. サイドにペンホルダーあり(ここにペンを挿すとメモ帳が開かない)
  2. ジェストサイズのペンも付いてくる
  3. 表に名刺入れ用のポケットもあり


ペンホルダーやらポケットやらはさておいて、見たところ、「薄いメモ帳」の核を担うのはA4コピー用紙それを挟むホルダーの2つの要素。

サイトでメモ帳を見ながらしばし考え、思いました。

これ、裏紙の再利用に使えるんじゃね?

abrAsusの「薄いメモ帳」もどきを作ってみた

そうと気づいたからにはやるしかありません。
以下、図解しつつ進めます。

①紙の折り方に一工夫

メモに使うA4用紙は、以下のようにページが割り付けられるように使います。

全部のページが同じ向きから読める、というのがポイントで、このおかげで、書き終わったメモはファイリングした時に見返しやすいものになります。

折り方はこんな感じ。

まずは縦長に2つ折りにして、横にジャバラに4つ折りの折り目をつけます
これが1st ステップ。

②「メモ帳」部分を作る

次に、メモ用紙を挟む「メモ帳」部分を作ります。
でもまぁ、要は何か挟めるものがあればいいんだよね、ということで用意したのはこちら。

使わぬまま死蔵していたポストカードです。
あと何枚こういう奴がいるのかとかは聞いちゃいけない。

これをこう。

折っただけやん。はい、折っただけです。

本家のメモ帳は、この内側に紙を挟めるフラップが付いております。
今回作るのはなんちゃってアイテムとはいえ、紙がちゃんと固定できていないのは、やはりメモ帳としての使い心地に関わるので

こうしました。
クリップ付けただけじゃん。て思うでしょ。
だがな!

ちゃんと、クリップがズレないようにマスキングテープで止めてるんだぜ。(どーん)

……あ、何だか今、憐れみの視線を感じた気がします。
気のせいということにしておこう……

それはさておき、このポストカード再利用、1点だけ注意点があります。
官製はがきとA4折りメモのサイズ感比較がこちら。

この通り、実は通常ハガキサイズのポストカードだと、中のメモがはみ出してしまうので、大きめのものを使うことをお勧めします。
なければ、厚紙や段ボールとかで作るのがいいかな。

③挟む

そして遂に最終工程です。 これを

こうだ!

じゃじゃーん。
「薄いメモ」(もどき)、完成です。

④実は使い方が大事

そしてこのメモ帳、大事なのは使い方です。 メモ帳を開くと、
こんな感じで、1、2ページ目は見開きでこんにちは。
まずはここから書き進めていきます。
そして3、4ページまで書き進んだ後

同じ向きのまま一番最初に戻ると、

ありゃりゃ。5ページ目が逆さでお目見えです。

ここでTake2。

3、4ページ目を使い終えた後は、まずはメモ帳を逆さまにして

ジャバラをみょーんと伸ばした後、2つ折りに

これで、1ページ目から書きはじめた時と同じように使ったら、最終的には

7ページめで終わり。8ページ目は書き込めない仕様です。

こうしてめでたく、全部のページが同じ向きになったA4用紙のメモが出来上がりました。
これやったら、このままA4サイズでスキャニングしたりファイリングしたりすることもできます。

まぁ、特にそういうことをする予定のない人なら、向きを気にせずザクザク書いていっちゃうのもありかもですね。

⑤やっぱり閉じるのにはペンを使ってみる

本家「薄いメモ帳」では、サイドにペンを入れるループが付いていて、そこにペンを挿すことでメモ帳がしっかり閉じられる、という構造になっています。
ベルトループも雑紙やマスキングテープで付けてもいいけど、こういうハンドメイドの常として、余計なものをつければつける程アラが目立つという罠がありますので……

ここはもうシンプルに力技で解決です。

ボールペンのクリップで挟む
いやぁ、コレは紙オンリーで作ったからこそ可能となった物理的解決ですね。
これでこそ薄いメモ!(ちょっと意味が違う)

使ってみた

そんな感じに、お遊びで作ったなんちゃってabrAsusですが、初号機はかれこれ1ヶ月以上、いい感じで愛用してます。
この前、来年の赴任先に見学に行った際にも、スーツのポケットに入れて持って行ったんですが、かさ張らなくて中々いい感じでした。

そしてこのメモ帳のおかげで、これからは新しいメモ帳を買わずに裏紙をフル活用できるかも?
という手応えを得ています。

これまでも、裏紙でメモ帳を作る 取り組みを見かけたり、自分もやってみたりしたことはあるのですが、紙を切り揃えて、貼り合わせたり縫い合わせたり、接着剤が乾くの待ったり、中々手間がかかるので続かなかったんですよね。
見た目もちょっと貧乏くs……いや、ワイのabrAsusもどきも見た目についてはちょっとアレかもやけど。

ただ、手軽さという点で言えば、これは折って挟むだけなのでラクチン
裏紙が出たら折った形でストックしておいて、鞄の中や引き出しの中に入れておけば、差し替えも一瞬です。

まとめ

「どこにでもあるA4コピー用紙」を活用するabrAsusの「薄いメモ帳」は、裏紙活用にピッタリのつくりです
皆さんも是非、本家の仕様を確認しながら、お家にあるもので工作にチャレンジしてみて下さい!

……ん? これって営業妨害……?
いや、買うのもいいと思いますよ! うん、みんな買おうな!汗

■ 関連本

俺か、俺以外か。 ローランドという生き方
冒頭で紹介したローランド様の本がAmazonのKindle unlimitedで読み放題になっていたので、うっかり借りてしまった。笑
この人の名言や生き方は、ある種のナルシシズムを感じさせるんだけど、それを貫けるストイックさには感服するばかりで、読むとちょっと自分も頑張りたくなるよね。
なんか最終的には、下町の居酒屋のカウンターとかで一緒にしっぽり飲んでみたいなぁ、みたいな気持ちになりました。
お酒は弱いんだけれども。