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ゼロ・ウェイスト洗髪事情【湯シャン/固型石鹸シャンプー/クエン酸リンス】

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こんにちは、むるまです。
気づけば、ボトルシャンプーを卒業してから1年以上になります
現在のわたしは湯シャンと固形石けん、クエン酸リンスで洗髪していて、髪も頭皮も好調そのもの。
かつてはベタベタ頭皮とパサパサ髪に悩まされていたのが嘘のようです。

そんなわけで今日は、わたしの洗髪遍歴と現在地をまとめてみようと思います。

わたしの過去と現在地

過去と現在のわたしの髪の毛事情をまとめると、それぞれ以下のような感じになります。

過去
✔︎ 頭皮はベタベタ、髪はパサパサ。
夜によく洗っても、翌朝には頭皮のベタつきが気になる。そのくせ髪はアホ毛放題という地獄……涙
✔︎ 毎晩たくさんのシャンプーを泡立てて、モコモコの泡で2度洗い。
✔︎ コンディショナー、洗い流さないトリートメントなど各種試してみたが、髪はパサパサのまま

現在
✔︎ 夕方になっても頭皮さらさら、アホ毛なし。
✔︎ 週の半分以上は湯シャン。
✔︎ 髪の重さが気になってきたら、固形石鹸で軽く洗ってクエン酸リンス。
✔︎ パサつきが気になったらオイルを2、3滴(とはいえほとんど出番なし)
✔︎ 「シャンプー何使ってるの?」としばしば聞かれるも毎度挙動不審になる(シャンプー使ってないもので……)

むかしといまを比べて得た教訓は、洗い過ぎは逆効果ということ。

いま思うと、かつてのわたしは
めっちゃ洗う → 必要な皮脂まで洗い流す → 皮脂が多量に分泌 → ベタベタになる → めっちゃ洗う → …
という悪循環に陥っていました。

湯シャンを試してみることがなかったら、いまも同じループで苦しんでいたのかと思うと、ちょっとぞっとします。

湯シャンへの道

はじめて湯シャンにチャレンジした時は、以下のようなステップを踏んでみました。

  1. まずは一日おきで湯シャンをしてみる
  2. シャンプーを使う日は2度洗いを止め、使うシャンプー液の量も徐々に減らす
  3. 髪のベタつきが気にならなくなってきたら、徐々に湯シャンの日数を伸ばしてみる

はじめた時期は秋。
当初は髪や頭皮のベタつきを心配しましたが、意外なことに、頭皮のベタつきは湯シャンを始めてから徐々に収まっていきました
いま考えてみるとやはり、シャンプーの使い過ぎで必要な皮脂まで洗い流してしまっていたことが、過剰な皮脂の分泌に繋がっていたのだと思います

その後、徐々に湯シャンの日数を伸ばしながら冬を迎えたのですが、普段であれば空気が乾燥していくとともにひどくなっていくアホ毛や髪のうねりもなく、実に快適でした

結局、湯シャンは最長5日間連続まで試してみました。
周りの人にも嗅いでもらったりしましたが、わたしの場合は匂い問題になることはありませんでした
ただ、お湯だけでは落ち切らなかった汚れ(皮脂というよりは、排気ガスなど出かけることで着く汚れ)で髪が徐々に重くなっていく感じがあり、最終的には、2、3日湯シャンして1日シャンプーして、という周期に落ち着きました。

How to 湯シャン

そんなこんなで現在に至るまで続けている湯シャン。
具体的な手順は、以下のような感じです。

  1. 洗髪前に、髪全体をしっかりブラッシング(滅多に髪を洗えない平安のお姫様のようだ……)
  2. まずは熱過ぎないお湯で頭全体を濡らし、指の腹で頭皮を満遍なくモミモミ
  3. 頭皮の汚れをしっかり洗い流すイメージで、洗い残しがないよう全体をお湯で洗い流す。以上!

ポイントはともかく、全体を洗い残しなくしっかり洗ってあげること
頭皮をもみ洗いしてからお湯で流しているのは、シャワーを流しながら揉み洗いするより節水になるかなぁ、と思ってやっています。
また、洗髪前のブラッシングは、①頭皮の汚れを浮かせる②髪を解きほぐしておくことで指通りが良くなり洗いやすくなる、という効果があります
ブラッシングには以前記事にも書いた、柘植の櫛を使っています。
www.murr-ma.work

まぁ仰々しく書きましたが、実際のところやっているのは普通のシャンプー前の予洗いと同じなので、時短手間なしで結構簡単です。

湯シャンに不向きな条件

ただし、お湯だけでは落ちにくい汚れが付いている時は、湯シャンは不向きです。
例えば、

✔︎ 整髪料
✔︎ 居酒屋などの飲食店、炒め物・揚げ物等の調理で着く油汚れ
✔︎ 排気ガス
✔︎ タバコの匂い

などなど。
実感としては、自宅でのんびり過ごしていた休日は湯シャンで十分ですが、飲み会に参加したり、交通量の多い街中をうろうろした日には、お湯だけでは落としきれない匂いが髪についているなぁ、というのを感じます。
なので湯シャンのペースは、日数で機械的に決めるというより、日々の過ごし方や洗ってみたときの髪や頭皮の状態に応じて、臨機応変に対応していくことをお勧めします

湯シャンからの道:固型石鹸シャンプー+クエン酸リンス

湯シャンが定着した後、元々使っていたノンシリコンシャンプーを使い切ったのに合わせて、固型石鹸での洗髪に切り替えました
やり方はごく単純で、濡れた髪に固型石鹸を軽く擦り付け、泡立てるだけ
地肌の汚れはお湯で濡らした後のモミモミで浮かせて、泡では、髪に付着した汚れを落とすだけ、というイメージです。

石鹸の泡を洗い流した後は、そのままだと髪がキシキシした感じが残るので、クエン酸を溶かしたお湯に髪を浸して中和します
いわゆるクエン酸リンスです。
これは特に決まった濃さがあるわけではありませんが、わたしは、洗面器いっぱいのお湯にクエン酸小さじ1ほどを溶かしています。目に入ると沁みるので注意。
ちなみに、お酢も中和に使えます(いわゆる酢リンス)が、匂いが残りやすいのでしっかり洗い流す必要があります。

石鹸は色々使ってみましたが、やはり洗浄力がマイルドで泡立ちがいいものだと使いやすいな、というのが感想です。現在は、貰い物のモコソイソープを使っていますが、泡がモコモコで洗い上がりがしっとしていて良い感じ。


クエン酸は目や口に入っても大丈夫なように、掃除用ではなく食品として売られているものを使いましょう。


石鹸シャンプーがいまいちだったら、最近よく見かけるようになったシャンプーバーを試してみようとウキウキしていたのですが、結局これといった問題は発生しないままいまに至ります。
ちょっと残念。

まとめ

湯シャン+固形石鹸シャンプー生活が定着して、ボトルシャンプーを卒業してから、振り返ると随分と色んなことから身軽になりました。

✔︎ ボトルがなくなって、浴室がスッキリした
✔︎ シャンプーやコンディショナーのストック、詰め替えから解放された
✔︎ 頭から体まで全部ひとつの石鹸で済むようになった
✔︎ 顔や体につくコンディショナーのベタつきから解放された

などなど。
加えてごみも、石鹸の包み紙とクエン酸の袋だけなので、ぐっと少なくなりました
ごみも労力もミニマムな湯シャン+石鹸生活。一度慣れてしまうと、もう前には戻れないなぁ、と感じる今日この頃です。